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社長の握手 2010/07/30

その社長は、神奈川県で数人の社員を抱える小さな会社を営んでいる。

朝礼も会議も何もやらない。
ただ、社員が出かけるときだけ、社長は社員と何も言わず、両手で握手を交わす。

それは「売って来い」とか、「頑張れ」という意味ではない。
「これが最後かも知れない。とにかく無事に帰ってくるんだ」、
そんな想いを込めて力強く握手しているのだそうです。

「ご家族から預っている大切な社員だから」と、
社長は切々と私に語りかけた。

私は崎陽軒のシューマイの肉汁が熱くほとばしって、
涙が出そうだった。

Ｗｒｉｔｔｅｎ ｂｙ Ｈｉｒｏｍｉｃｈｉ

はまぞう（原ブログサイト）
Hiromichi唯我独尊

監修：浜松の税理士太田彰
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