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中小企業のグランドデザイン

千年に一度と言われる東日本大震災が起きて、

直接、間接に生じた問題は計り知れないものがあります。

「復興の計画」は政府が中心になり、民間の努力と協力によって進みはじめています。

すなわち、現政権は現地の復興、日本の経済的復興の危機的課題に対して、

復興構想会議等の組織をつくり、グランドデザインの検討を開始しました。

ここでは危機的状況における中小企業経営の再構築と言う視点から、

問題解決の取り組み方、トップのリーダーシップによる

"グランドデザインのあり方"について考えて見ましょう。

"グランドデザイン"とは

"グランドデザイン"とは「課題解決の全体を俯瞰する

目的達成への道筋・基本計画」のことです。

大津波で罹災した東北の部品産業・水産業などの

事業再開への努力が報道されていますが、

一般中小企業においても事業を一から再構築する必要が

生じたケースでは問題の性質として共通性があります。

問題の真の解決は"全体と部分が調和的に

解決する全体最適志向のグランドデザイ"によってもたらされますが、

それは  計画が実施に移された後で目まぐるしい状況変化から

途中で迷った時の"道しるべ"の機能を果たします。

グランドデザインで留意すべきポイント

経営者が"グランドデザイン"を構築するに当たって

留意すべきポイントを挙げて見ましょう。

@現場主義・経営者の先見力による目的・目標の明示
  自社の事業にとって意味がある外部環境の兆候的変化は
  市場観察・関係者とのコミュニケーションから得られ、
  目的・目標は未来志向、積極志向の決断力から得られる。

A社員全員の参加と率直・自由な創造的発想を重視することで、
  トップを支える社員の意欲を高める。

B全体最適志向の判断・思考のプロセスを整理する知的技術を活用する。

【補足】事業のグランドデザイン(Grand design)

都市計画にグランドデザインがあるように、

事業にも本来は「事業のグランドデザイン」が必要だ。

グランドデザインとは、「壮大な図案・設計・着想。

長期にわたって遂行される大規模な計画」(大辞泉)のことである。

そして事業のグランドデザインとは、いわゆるビジョン(事業構想)的なもの、

戦略的なもの、組織体制的なもの3つを有機的に統合して、

事業に「強化」と「持続」のメカニズムを組み上げるものである。

そもそも事業のグランドデザインを構成する3つの要素、

すなわちビジョン、事業戦略、組織体制のそれぞれが、

経営者や幹部・社員には「?」(なかなか理解しにくい・

使いにくい)だろうしかも、これら3つを有機的に組み合わせるとなると、

普通は「?」の3乗ぐらいにややこしくなる。

だから、大企業であれベンチャー企業であれ、

事業のグランドデザインまで発想が及ばない。

効果的な手が打てない。このため、ほとんどの企業では、

辻褄が合わない・欠陥だらけのグランドデザインのまま、

事業運営が行われている。

しかし、「グランドデザイン」という視点に立って、

ビジョン、戦略、組織体制を解読し、方向性を定めて

注意深く組み立てていけば、ベターなグランドデザインを描くことができる。

これでもかなりの思考力・想像力が求められることになるが、

それでも「?」の3乗よりは、はるかにハードルは低くなる。

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