ホームmag2> mag2バックナンバー> 201504-> 「バター」や「渋滞」に税金が
世界の国や地域にはそれぞれ独自の文化や習慣があり、その違いに驚くことがあります。
そして税金においても、「えっ!こんなものに税金が」と驚かされるものがあります。
例えばデンマークには「バター税」というものがありました。
バターなどの動物性脂肪に多く含まれる飽和脂肪酸を
一定以上含む食品に対して課税することで、
肥満の原因となる食品の消費を減らして
国民の健康を守ることが狙いでした。
しかし、特に低所得者層に対する負担が大きいことや、
安価な国外商品を購入する動きを助長すること
などの理由により約1年間で廃止となりました。
またハンガリーでは、2011年に
通称「ポテトチップス税」が導入されました。
こちらも国民の健康 を守ることを目的としているため、
スナ ック菓子や清涼飲料水など大量摂取すると
健康に害をおよぼす食品や飲料品 に対して課税されます。
その他にはイギ リス・ロンドンの渋滞緩和を目的とした
「渋滞税」というものもあります。
日本においても明治時代に
「うさぎ税」という税金がありました。
東京でうさぎの飼育が大流行し珍種が高騰したため、
普通のうさぎに色を塗って売りさばく詐欺師が登場しました。
そこでこうした異常なうさぎ熱を終息させるために、
うさぎ税が導入されました。
その効果は絶大で、翌年にはうさぎ熱は沈静化したといわれています。
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