ホーム> 経営のヒント> バックナンバー> 大学から「卒業生の名簿が欲しい」と言われたら・・・
【個人情報保護法のツボ2010.12.23 その9】
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電子機器メーカーで人事を担当しています。
とある大学から、当社に勤務する
卒業生の名簿が欲しいと言われました。
就職支援のためとのことで、
氏名・卒業年度・所属部署の記載を求められています。
個人情報にあたりますし、本人に無断で
名簿を渡すのは抵抗がありますが、
該当人数が多く全員に確認を取るのも困難です。
どのような対応が望ましいのでしょうか?
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大学側の意図は理解でき協力したいところです。
しかし、今回のような名簿の作成には、
やはり個人情報保護法上の注意が必要です。
まず、該当の従業員の個人情報は
会社が保有するデータであり、
それを大学側に提供するのは個人情報保護法では
「第三者提供」という行為にあたります。
この「第三者提供」のポイントの1つが
「本人の同意」が必要なこと。
勤務先に提出したはずの自分の個人情報が、
提出先や目的も知らされずに外部に渡されてしまったら、
従業員といえどもいい気持ちはしないですよね。
今回のケースでは、大学からの依頼内容を
該当者にメール等で個別に通知し、
名簿作成と提出の同意を得られた人のみの
名簿を作成し大学に渡すのが望ましい対応と言えるでしょう。
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